6年前と今

今回の2015年11月13日にフランスで起きたテロのニュースを知ったのが、バロンと世界一周楽団が11月14日の午前中に三鷹市の幼稚園の親子向けのライブをする直前の楽屋でした。

中東で起きている事、繰り返される自爆テロのニュースを見る度に6年前の事を思い出します。

2009年にパレスチナのガザがイスラエルによって封鎖された時、初めて自主的に「今できることを」フリーガザ!と題したチャリティーライブイベントをしました。

僕が東京に出て来た2000年〜2001年ぐらいの頃、大変お世話になったアーティストがいます。総合芸術家のだるま森さん。絵を描いたり人形を作ったり、楽器も作って、ライブもします。天才です。だるま森さんとそのパートナーのエリさんの人柄とアーティストとしての感覚を尊敬しています。この夫妻から2009年にガザ(パレスチナ人自治区)がイスラエル(ユダヤ人)側によって完全に封鎖されてしまい外部からの食料などのライフラインがカットされている事を知らされて、署名と募金を集めている事を知らされて協力しようと思ってやったイベントが「今できることを」でした。

過去のブログはこちら。http://www.baronbaronbaron.com/blog/category/blog/page/3/

過去のブログってちょっと恥ずかしいんですが、その時は素直に自分がそう思ったんだなと思うと今の自分が見えてきて面白いです。

世界の事、自分の周りの社会の事に関心を向けだしたのは、この頃からかもしれません。

大月啓介さんという映像ディレクター&ライターのパレスチナの写真がとても好きです。

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パレスチナの日常を撮っています。

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日本から見れば、毎日のように紛争や空爆が起きていると思われているこの地域で撮られたとは思えないような、笑顔の写真。僕はこれを見た時に日常の幸せは誰にでもあるし、誰にとってもかけがえのないものなんだなと思いました。パレスチナにも、パリにも、日本にも。

これが失われる現実って何なんだろうと思います。

テロが起きる場所も悲劇だし、テロが起こる理由も悲劇です。そして悲劇の主役はいつも一般市民です。子供です。年寄りです。若者です。

ナイジェリアで10代の女の子が自爆テロをしたニュースも最悪な気分になりました。

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尊い一人一人の命が簡単に飛び散っているこの現実。憎しみの連鎖とか、宗教とか、貧困だからとか、そんな言葉だけで仕方ないことにしてしまったいいんだろうか。

対岸の火事ならまだいいほうで、僕らの国はわざわざその火に油を注ぐような事をしていると思います。安保法制。

戦争しないために戦争の準備するなんて、僕にはやっぱり理解できません。テロはどんな準備をしたって防げない。

争いなんかしてる場合ではないのに、なぜか日本も世界も戦争の方向に向かっていると思います。何がなんでもグローバルな動きは、結果的に世界中に懐疑心や憎しみをまき散らしているだけな気がします。会って話せばいいのに。facebookやネットやテレビにしか情報を見いだせず、目の前の愛にも気づかず、知らない間にコントロールされている。

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僕らには今でも「できること」だらけです。

もうすぐ初のソロCDが完成します。ここ数年のソロ活動で作った個人的な思いの強い曲ばかりです。楽しみに待っていてください。

6年前も思ったけど、やっぱり大事なのは、考え続けなければいけないなと思いました。答えはその時その時、変わっていくかもしれないけど、自分を振り返るいいきっかけになると思います。歴史ももっと知って学ばなくては。

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写真:大月啓介

大月さんのブログはこちらです。http://sawa.exblog.jp