新曲の解説 2017/9/1

明日、9/2はバロンと世界一周楽団で大阪です。梅田ムジカジャポニカで、僕らのめっちゃポップなオリジナルのワールドミュージックを聴きに来てください。6人で奏でるリズムとアンサンブルと言葉を体感して欲しいな。

今回の楽団のニューアルバムは4年ぶりの作品です。今のメンバーでは初の作品。

全てオリジナルの10曲。世界一周楽団のブログはこちらです。http://sekai-issyuu.jugem.jp/?eid=52

もうすでにCDを買って頂いた方はブックレットを読んでくれたと思いますが、改めて今回の新曲のもう少し詳しい紹介と僕のメッセージを書きます。

1 Sauce & Shoyu / ソースと醤油

この曲はブラジル音楽を聴きまくっていた頃、ブラジル、ジルベルト・ジル、豚汁というジルジルな時間帯が訪れ、メロディーから生まれました。リズムとメロディーだけで音楽は成立するのですが、すぐに言葉も追ってきて「やっぱり僕は君がとっても好きだよ」「目玉焼きには僕はいつもソースだよ、君は醤油だな」って、ちょっと恥ずかしい私生活のようで誰かのプライベートでもあるような言葉が歌詞になってしまいました。

そういえば、僕の周りには色々なカップルがいて、恋人同士だったり、夫婦だったり。そういうカップルがくっついたり離れたり、見ていると面白いんだけど、実際に当事者になってみれば非常に難しく、どの関係も特別で、違っていて、愛おしい。女と男、男と女、男と男、女と女、どっちが上でも下でもなく、うまくやるしかなくて、ソースと醤油みたいに違うけど似てるカップルのためのラブソング。塩と胡椒とかケチャップでもいい。前奏のベースラインがお気に入りです。タイトルだけ見ると、何これ?変てこだなと思って、アルバムのタイトルになりました。

2 飄々と生きる/ Aloof from the world

これもメロディーから生まれました。「パラパッパッパパラッパー」と電車の中で口ずさんで、風の吹くまま、気の向くまま、ふらふらと、とらえどころもなく、いるようでいない、染まらない、いつもスイングしてる。スイングさえしていれば自由だし、踊れるなら正解だと思ったのです。ただメッセージ性はあっても、暴力的にはなりたくなかった。スイング原理主義みたいなのはカッコ悪い。希望がないと。僕らの時代は僕らの手で輝くんだって。

3 Juban

世界一周楽団のメンバーにはクラリネット奏者の黒川紗恵子がいます。彼女は2016年5月に自分でジュバンドーニ/JUBAN DO ONIというオーガニックコットンの下着ブランドを立ち上げました。ようはパンツを作ってるんです。彼女からブランド名を聞いた時、「襦袢」「じゅばん」という言葉の響きがとても心地よくて、すぐに音楽にしたくなりました。

調べてみて驚いたのは、襦袢・Jubanという言葉は元々はポルトガル語でJiban、さらにはアラビア語でjubbeh、袖の広い上着の意味でした。現在の日本では下着だけど、乾燥した地域では上着も下着も区別があるようでないのかもね。日本だって昔の肌着は綿で腰巻とふんどしだった。今よりすごーく開放的な感じだったと。昔の肌着の方が今より気持ちよかったんだろうなと思って作りました。ボサノバになりました。八木橋さんのギターがいいよね。

4 Second Time Around The World

インストの曲です。管楽器がメロディーのイメージで、コード感はどこか日本の田舎の風景が感じられるように。新しいメンバーでの作品だし、まだ世界一周も終わってないけど、勝手にタイトルは「世界2周目や!」と決めてしまいました。バンドのアレンジが効いてます。もし自分がトロンボーン吹きだったらこれにトロンボーンが入っていたと思います。

5 Woo woo woo

ヒップホップは全然聴いてこなかったのですが、高校生の時にビースティーボーイズの1994年にリリースされた『Ill Communication』の1曲目に「Sure Shot」でジャズフルートの音がサンプリングされていて、あれはカッコイイなとずっと記憶にあって、出来上がった曲を聴いてみてやっぱりあの頃のカッコイイっていう感じが知らず知らず自分が作るものに影響を与えていたんだなと思ったのでした。woo woo wooのメロディーだけ先にあって、このwoo wooっていうマイナー調の気持ちは何だろうと思いながら、下北から渋谷まで歩いた夜とか、新宿から歌舞伎町と大久保を抜けて中野まで帰った夜に言葉ができました。アコギと弓とブラシで8ビート。Hip hopシーンに殴り込みってブックレットに書きましたけど、生意気ですね。東京の深夜徘徊気分にwoo woo woo。

とりあえず、今日はここまで。後半はまた書きます。

All songs written by BARON except track 6 lyrics by Yotaro Ito

作詞作曲:バロン(6曲目「obligado」作詞:伊藤ヨタロウ)

All songs arranged by Around The World Orchestra 編曲:バロンと世界一周楽団

 

BARON / バロン:Vocal, Ukulele

Jordon / ジョーダン:Trumpet, Chorus

Saeko Kurokawa  / 黒川紗恵子:Clarinet, Percussions on M1, Chorus

Kouji Yagihashi / 八木橋恒治:Guiters, Chorus

Hiroo Miyasaka / 宮坂洋生:Bass, Chorus

Daisuke Kumagai / 熊谷太輔:Percussions, Chorus

http://sekai-issyuu.jugem.jp/?eid=52